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​ Coaling Station : Gantry crane & Coal Hopper
◎DSC_1864F修正.jpg
​  素材ー真鍮:Lアングル材・チャンネル材・線材・帯材・板材+レジン:ボルト・ナット・リベット その他使用 (※写真は照明器を取り付ける前の物です)
【 制作にあたって 】

 

私が「ガントリークレーンと給炭塔の制作」を思い立ったのは平成22年の事です。とある鉄道関連グッズ即売会で購入した生写真に写っていた「SL機関区の巨大なガントリークレーンと給炭塔」の迫力に感動し、どうしても自分のSLの横に据えたくなったからでした。現在は定年退職していますが、現役中は工業デザイナーでしたので、仕事のプロセスには図面化・模型制作もありました。今回はその経験を活かし制作しました。この模型制作の過程では「考えて楽しい、作って楽しい、見て楽しい」そういう模型を作りたいと考え楽しみながら作りました。                                                                                                                                                            

◎DSC_1983.jpg
●Windows 10 / タブレットの方は拡大可   

【 コンセプト 】

1】スケール感表現

  ●的確なスケールダウン

   外観寸法はネット写真情報その他の図面を参照。図面に現れない細部寸法は写真より割り出し図面化

  ●鋼材(材料形状)や構成(組み方)を再現

   写真の鋼材をスケールダウンし「真鍮のLアングル材・チャンネル材等・その他」を使用

  ●モノの厚みに留意

   0.1~0.3mm(実寸8~24mm)の薄い真鍮板材・帯板等を使用し、実寸のスケールダウンに近づけ、且つ、

   プラスチック成型の肉厚では表現できない世界を再現

  ※以上を心がけましたが、反省点ばかりが残りました・・・・・  

​◆◆以下「ポップアップ画像」写真を1回クリックすると大きくなります◆◆左右に矢印が出る場合は矢印をクリックしてください※対応できないブラウザもあります   

主に、幅0.8mm,1mm,1.5mmのLア

グル材と幅2mm,3mm帯板をハン

ダ付けし脚を制作

DSC03871修正.jpg

同様に、主に幅0.8mm,1mm,1.5mm

のLアングル材をハンダ付けし上部トラス部を制作

表側に貼る板材にはボルト穴を開け、

ボルトを挿入、裏からは左写真で開

けた穴に軸付ナットを挿入

(写真:裏側にはナットが見える)

 

ハンドドリルにより、注意深くナット

穴を開ける(穴径0.4-0.5mmピッチ1

mm程度)

 

床下の鋼材(Lアングル),板材,ケーブル,

ワイヤー等の細部を作り込む

 

特に屋根は,36板の大きさに切断しが

ちだが、真鍮波板厚0.2mm(実寸換算16mm)の段差大きすぎるので、重

なり部は横の板をスキング塗装する

ことで塗装厚分の段差を付ける

また、今回は波板固定材も再現した

経年変化の色の退色、金属部のサビの

出方等を考慮しウェザリングを施す

 

後で脚と上部トラス部分を合体(ハン

ダ付け)するが、合体後の一体塗装は

未塗装部分ができる可能性がある為

個別の塗装を行う

 

 

この時点より基本色の塗装を行い、ウ

ェザリングも施す

 

バケット細部も写真を参考に作り込

(内部のリブ・網等再現)ワイヤーは

直径0.38mmの実物と同等の断面を持

つリアルなモノ

 

 

脚の先端にはガントリークレーン専用

レールに固定する為の鎖が装備される

 

 

黄と黒のコーションストライプを退色

表現する

 

 

 

エンジン部分の円形カバー内には網を

取り付ける(車輪はレール完成後装着)

 

 

 

 

1mm程度のピッチで直径0.4mmの穴

を開け、軸径0.3mm外形直径0.5mmのボルトを挿入

操作室を裏側から見たところ

鋼材・板の構成を”らしく”組む

 

真鍮板を切り出しハンダ付けにて固定

その上に市販の木目薄板を貼るが、板

幅は市販品より狭くした

又,窓枠は幅0.5-0.6mmの真鍮帯材を

ンダ

 

窓の裏から0.2mm厚の透明スチレン

板を接着(屋根は機械室同等処理)

 

前部の非常用階段を組む(ステー付き)

 

操作室に上る梯子とそこから上の機械

室につながる2本の梯子(同仕様)

​下はウェザリングを施したモノ

次ページには設置後写真有り

 

 

写真撮影:太陽光下 ブルーバック紙を空に見立て撮影(実際の空をバックに撮影したいところでしたが、周囲の建物の写り込みが有り断念。広い野原が・・・・・・・・・・・・・・・・・・)       
作業中の制作者 
老眼にも負けず、拡大鏡を着け集中し続け制作しました

 

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