MENU ➡➡
NEW
⇚⇚MENU
フルスクラッチ模型
TOTALLY FROM SCRATCH
YASUHIKO TANAKA
田中 康彦
精密鉄道関連模型
■『奥行臼』は不定期で更新させて頂きます。
Coaling Station : Gantry crane & Coal Hopper
【 コンセプト 】
細部へのこだわりと作り込み
●鋼材接合部をボルト・ナット・リベット使用でディテール再現
溶接のみの場合もありますが通常大きな部材は、ボルト・ナットあるいはリベットで接合固定してあります。リアルさを表
現するには外せない要素と考えボルト・ナット類の再現に挑戦。色々調べると微細で精度が高くお手ごろ価格の物は、ロシ
アのMaster Club社製(レジン)で、今回使用(総計6000個以上)の物は若干大きめと思われますが、加工精度の観点から、ボ
ルトの頭部の直径0.5mm(穴径0.4mm)と0.6mm(穴径0.5mm)が中心で、実寸は80倍すると40mm48mmとなります
●表面はボルト・裏面はナットが見える構造を再現
表面はボルト・裏面はナットが見える作りとしました(可視範囲の主要部分のみ)
●梯子/柵/ネット/ターンバックル類のディテールを再現
梯子も写真より図面化し、細部を再現
柵・手すり・その他危険ゾーン等には、黄色と黒の注意喚起のコーションラインを再現
給炭塔では、ターンバックルや石炭篩網(ふるいあみ)等のディテール構造を再現
◆◆以下「ポップアップ画像」写真を1回クリックすると大きくなります◆◆左右に矢印が出る場合は矢印をクリックしてください※対応できないブラウザもあります
画像の説明文
給炭塔の大きな部品の約70%をアッセ
ンブリー化(ハンダ付け)した状態
曲面へのハンダ付けもまた楽し!
図面はセクションペーパーに手書き
(実寸なので作る大きさの把握可能)
※無料の2次元CADソフトをダウン
ロードし使ったが10日後に画面が砂
嵐状態に!要注意!
帯板・チャンネル材・Lアングル材を
細かいパーツに切り分けハンダ付け
このアッセンブリーは134(両側で268)
の真鍮材+96(192)のレジン材で構成
黄金色!このまま残したい?
左写真の脚と繋がる給炭塔の前後の
本体ステー部(冶具を作り本体との接
続位置関係を確保する)
4本の脚アッセンブリーの完成
裏側の補強リブや鋼材の構成も再現
脚とステー部のハンダ付け完成
脚内部の補強リブも再現。組み立て後
は塗装が乗らない部分ができる為、こ
の時点で内部の塗装とサビを再現
常に写真と比較しつつ制作
画像の説明文
リブ付内部補強板の上部に、歪防止タ
ーンバックルを各ブロックに設置
その上に、石炭篩網ブロックを乗せる
ベース鋼材を設置
その上に石炭山(1枚板上に構成)を設置
写真後方の様に篩網1ブロックも再現
上部に 石炭篩網の36ブロックを設置
(実物はメンテナンス時は1ブロック
ごとに外すことができた)
上部の石炭篩網ブロックを1ブロック
づつハンダ付けで仕上げる(写真は片
側のみ:両側で36ブロック)
●クリックすると次ページには エッチ
ング液を使っての線材の細線化(BEFO
RE&AFTER有り)
給炭塔の下部中央の作業台拡大
サイドリベットは半球状直径0.5mm
を使用
石炭供給の排出口を開ける為のハンド
ルを作成
円形は精密ドライバーに線材を巻き付
け成形、それに十字状に細帯板をハン
ダ付け
ハンドルは写真のシャフトに繋がりラ
ック(供給蓋に加工)&ピニオンギアと
共に石炭供給口アッセンブリーを構成
機関車のテンダーやハンドル部を照ら
す電球と傘を作成
(傘は1mm厚真鍮)
電球傘アッセンブリー完成
(傘の中には熱逃げ穴も再現)
これに0.1mm電線をハンダ付けする
直径2mmの透明アクリルから直径0.8
mmの電球を削り出す
アッセンブリーパーツを給炭塔本体に
ハンダ付けをする時は、接着付近の塗
装を剥がし、ハンダ付け後近似色や錆
色等の塗装でウェザリングを施す